仕込みの合間に通うお店の学校

訪日客 上半期累計が最速で2,000万人超 ほか:インバウンド情報まとめ 【2025年7月前編】

お気に入りに追加

レポート概要

公開日時2025年7月17日
業種
飲食店
小売
宿泊
娯楽
サービス
医療
美容
ジャンル
インバウンドまとめ

本レポートでは、主に2025年7月前半の「インバウンドに関する最新トレンド・データ」や、「政府・自治体・企業などのインバウンド関連の取り組み」など、インバウンド対策に役立つニュースをまとめてお届けします。

※ 各トピックの内容は、原則当時の情報です。最新情報とは異なる場合もございますので、ご了承ください。

この資料でこんなことが分かります

  1. ここに注目!インバウンド関連データ

  2. 知っておきたい!インバウンドニュース

  3. 訪日ラボおすすめ記事・レポート

ここからはレポートのダイジェストをお届けします。

知っておきたい!インバウンドニュース





7月5日に日本で大災害が起きるとの「予言」がSNS上などで話題となりました。予言の日とされた7月5日が無事過ぎ去り、香港の観光業界が一斉に日本への訪日キャンペーンを開始しています。

NNA ASIAによると、香港の旅行会社では、格安の訪日ツアーや全商品割引キャンペーンを展開。航空会社も同様の動きを見せています。大湾区航空は、大阪の街が平常通りにぎわう様子を収めた「予言観察隊」動画を配信したほか、「私が見た最低日本価格」として東京、大阪、仙台の往復チケットを格安で提供。香港エクスプレスも日本の全13路線を対象に、往復216香港ドルからのキャンペーンを始動しました。

一方でJNTOの訪日外客統計によると2025年6月の訪日香港人数は前年同月比33%減となっており、噂による影響の大きさを物語っています。今後の旅行需要はどうなるのでしょうか。

7月16日の観光庁長官定例会見で村田長官は、「(7月5日以降に)旅行商品の販売キャンペーンを実施している旅行会社や、香港消費者からの問い合わせが大きく増加している会社も見受けられる」などと、消費者マインドにも変化が起きていることを示唆しました。今後の「リベンジ旅行」による需要回復に期待がかかります。

<関連記事>訪日ラボ:観光庁村田長官が就任後初会見、香港「予言」動向・宿泊予約トラブル問題・参事官新設などに言及

<参照>NNA ASIA:「予言」明け、いざ日本旅行 香港観光業界、一斉に売り出し





国土交通省は「今後の成田空港施設の機能強化に関する検討会」の中間とりまとめを公表しました。これは成田空港を「国際ハブ空港」として確立するため、施設の機能強化を検討するものです。

成田空港では、2029年に年間発着回数50万回を目指す計画が進行しています。その際の旅客数は7,500万人と見込まれ、現在の取扱容量(5,700万人)では対応が困難であるとしています。

この課題解決のため「集約ワンターミナル方式」の採用が検討されており、シンプルで分かりやすい動線や乗継利便性の向上、人手不足に対応した高効率な運用を目指します。また、空港アクセス面の強化を目指し、列車の増発・長編成化、路線の相互乗り入れ強化、空港周辺の単線区間複線化なども検討しています。

<関連記事>訪日ラボ:成田空港の機能強化を検討、「ハブ空港」としての確立を目指す(国土交通省)

ここに注目!インバウンド関連データ





日本政府観光局(JNTO)は7月16日、2025年6月の訪日外客数推計値を発表しました。

6月の訪日外客数は337万7,800人で、5月と比較すると32万人ほど減少したものの、6月としては過去最高を記録しました。

国別では中国が79万7,900人(前年同月比19.9%増)で、前月1位だった韓国を抜いてトップとなりました。また、調査された23市場のうち15市場で6月として、過去最高を記録。中でも米国は単月過去最高を更新しました。

上半期の累計では、2,151万8,100 人となり、2024年を370万人以上上回るとともに、過去最速で2,000万人を突破しました。

<関連記事>訪日ラボ:【速報】6月の訪日外客数337.8万人、米国は単月過去最高 2025年累計は最速で2,000万人超え




訪日外国人向けショッピングサポートアプリ「Payke(ペイク)」を運営する株式会社Paykeは6月27日、「百貨店に関する多言語意識調査」の結果を発表しました。

調査結果によると、91%の訪日客が訪日旅行中に百貨店を利用しており、半数以上の約54%の訪日客が日本でしか手に入らない商品を求めて、百貨店に立ち寄っていることがわかりました。

百貨店ブランドの認知度では、高島屋(69.42%)が1位、三越(67.56%)が2位、大丸(66.39%)が3位でした。

<関連記事>訪日ラボ:訪日客の91%が百貨店を利用、知名度1位はどこ?(Payke)

ーーーーーー

その他にも、レポートでは

1. ここに注目!インバウンド関連データ

2. 知っておきたい!インバウンドニュース

3. 訪日ラボおすすめ記事・レポート

など、インバウンドに関する情報をまとめています。

最新情報の把握やマーケティングのヒントに、本レポートをぜひご活用ください!